高等部普通科生徒の進路先(進路指導)

高等部普通科生徒の進路先(進路指導)

 高等部普通科3年の男子生徒が、卒業後の進路として、田原市にある入所施設「蔵王苑」で生活することになりました。

 蔵王苑は、視覚障害のある方を主な支援対象とする福祉施設ではありませんが、複数回の実習や面談を経て、施設側のご理解と共に、本人・保護者さんの頑張りで24時間体制の入所利用が決まりました。 これまでに学んできたことや培ってきた生活習慣を生かし、ステキな笑顔を武器にして、周囲に愛されながら豊かな日々を過ごしてください。

 蔵王苑にはご年配の利用者さんが多く、実習中、多くの方から孫のように可愛がって接していただいたことが印象的でした。学校では実習の事前学習として、施設利用者さん方の好きな演歌を聴いて、環境に慣れる勉強もしました。

 日中活動に作業はなく、音楽鑑賞、造形活動、理学療法などを自由参加で行います。また入浴は、男女それぞれ異なる日にちで週に2回あります。

 蔵王苑は、田原市のシンボルの一つ[蔵王山]の麓に位置しています。自然豊かで空気が澄んだ環境、しっかり栄養管理された三度の食事、体調がすぐれない際の看護職員による早期対応により、長生きされる方がとても多いとのことです。

 愛知県内の成人の入所支援施設については、多くの事業所において既に定員を満たしており、また将来の生活を考えて早い段階で待機者名簿に登録される保護者の方もたくさんいるため、施設で暮らしたいと思った時にすぐに利用できるわけではありません。また、視覚障がいのある方を受け入れていただける入所施設は少なく、計画的な相談・見学・体験・検討が必要になります。卒業後に入所希望のある場合は早い段階で学級担任にお知らせください。