愛知県内の盲学校は、本校と名古屋盲学校の2校です。 それぞれの学校には通学区域が割り当てられており、おおむね岡崎盲学校は三河地区、名古屋盲学校は尾張地区となっています。詳しくはお問い合わせください
盲学校の対象者
①両眼の矯正視力がおおむね0.3未満のもの
又は
②視力以外の視機能障害が高度のもの
いずれも、拡大鏡等の使用によっても通常の文字、図形等の視覚による認識が不可能又は著しく困難な程度のもの
※視機能障害とは、高度の視野狭窄(視線を動かさず、真っ直ぐ前を向いたままで見える範囲を視野といいますが、この範囲が非常に狭い状態)や夜盲(夕方など、あたりが薄暗くなるころからいろいろな物が見えなくなってしまう状態)等をいいます。
※上記①,②の判断は専門医の診断に基づいて行います。
盲学校の特色
(1) 通常の学校等に準ずる教育
盲学校では、幼稚園の諸領域、小・中学校や高等学校の普通科の各教科・特別の教科道徳・外国語活動・総合的な学習(探求)の時間・特別活動と基本的には同じ内容を、視力に応じた文字や教材を使って、発達段階に応じた学習を行います。
(2) 障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服するための自立活動
上記の学習内容に加えて、障害に基づく困難を改善・克服するために必要な力を養う自立活動の時間があります。日常生活の動作や各種機器の利用、歩行訓練や感覚訓練、レンズ等の補助具の活用等、内容はさまざまです。
(3) 社会自立を目指す高等部
普通科では進学希望の生徒に補習を行ったり、施設通所・入所希望者には作業学習や就業体験などを行ったりしています。
理療科は、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの三療を職業教育として行い、社会自立を目指しています。
(4) 視覚障害と他の障害を併せ有する子どもへの教育
小学部、中学部、高等部普通科には、視覚障害に加え知的障害や肢体不自由、聴覚障害等を併せ有する児童生徒の教育を行うため学級が設置されています。
個々の児童生徒の障害の程度に応じ、日常生活の指導、作業学習、生活単元学習等も行っています。
入学者選考
幼稚部と高等部の入学希望者については入学者選考を行います。選考内容は、幼稚部は行動観察と面接、高等部は学力検査と面接(課程によっては生活適正検査)があります。
令和7年度入学者募集要項を掲載します。
幼稚部募集要項 テキスト版・PDF版・点字版
高等部募集要項 テキスト版・PDF版・点字版
学費等
・入学料、授業料は無料です。
・学費の補助として所得に応じて就学奨励費が支給されます。
その他
・通学が困難な場合は、寄宿舎に入ることができます。
連絡先
愛知県立岡崎盲学校(職員室)
(0564)52-1282
幼稚部・小学部担当 中西 健太郎
中学部担当 梅村 光治
高等部担当 山本 朋宏